必要なものがすぐ手に入る時代で必要なもの

2018/08/31 ブログ
現代では必要なものがすぐに手に入る時代です でも、本当に必要なものは 物質ではなく、目に見えないものだったりしませんか?   美容師をやっていると そのことについてつくづく考えさせられます   僕たちの商売は目に見えない「デザイン」を売ると言うこと そしてもっと言うと「自分」を売ると言うこと 自分と言っても目に見えない 自分の「技術」「精神」「人間力」「提案力」など 目に見えないものであるが故に価値を見出しにくいと言うこと   そう言った目に見えないものを どう表現するかが問われるのが美容師です   そして例えば言葉にすると本当に難しい 「信頼」「絆」「愛」などなど 実は本当に必要なものは目に見えません そしてすぐに手には入りません  

最近、モノ消費よりもコト消費の方が良い

  と言う話をビジネス業界ではよく聞きます それは、物質的に何かを求めるのではなく 「体験」を通して感じ取ることの方が大切なんだと言う 時代が来ていると言うことです   日本人はずっとモノを所有することで 自分を満たしてきました でも サービスや人間関係にお金を使う 価値を求める時代がきています  

価値観の移り変わり

  それはどんな職業でも同じ波が来ているのではないでしょうか?   つまり美容師は一番の「体験」を提案できる職業であり 胸を張って仕事をするべきだと思うのです  

目に見えないものが商品

でも結果は

目に見えること(ヘアスタイル)が勝負

僕たちは魔法使いではありません   だから人よりも何倍も努力をします   練習をします   そこに妥協ができないのです   そして出てくる価格競争での低価格化   人間関係による信頼関係で割引きはあっても 美容師は技術に対する割引きを絶対にしてはいけないと思っています   自分の価値を下げてまで技術提供をしたくないと考えるべきです   価格が安い=喜ぶ=本当の価値ではない   はずなんです。   それは、今のこの手に職をつけるまでに 何年の技術習得時間を経験しているか そこに対しての自信があるからこそ 価格が決まります   世界では美容師の価値が高いです そして働き方も自由です   でも日本では 逆の現象が起きています 拘束時間が長く、美容師の価値が 国家資格にも関わらず低いです   必要なものが手に入る時代でも 手に入らないものは努力をしない限り手に入りません   僕たち美容師はなんでも手に入る時代で そんなに簡単なことでは手に入らない「技術」を持っています   美容師=努力家です   それは 日々の努力の積み重ねで 普通はお金で買えないものを買う そこに価値が発生して喜んでいただける   そのことを皆さんに伝えたくブログにしました   必要なものがすぐに手に入る時代 それは「楽」を求める時代 でも求めるべきは「らく」ではなく   「楽しい」であり、「本当の楽しい」を見つけるためには 影にある涙ぐましい努力がないと価値がないと思います   本当に必要なものは目に見えません 見える必要もないと思います。   だけど、知る必要はあると思っています いろんな視点で物事を見て価値あるものを価値あることを 経験してください