カラー剤調合理論

2017/10/26 ブログ

まず初めにカラー剤を調合する上で大切なこと


 1.カウンセリング

2.毛髪診断

3.薬剤調合


薬剤を調合する前に美容師が考えるべき「色」が大きく分けて3つあります

 ①希望する色

②現在の髪の色

③お客様に使う薬剤の色

適切な薬剤選定の為には、お客様とカウンセリングをしっかりとして

この3色をまず把握して、理解する必要があります。


1.カウンセリング

  最終的な薬剤を決める為に、大切なのが「カウンセリング」です お客様の要望をよく聞き、どんな色にしたいのかをできるだけ詳しく引き出しましょう カウンセリングは「お客様の希望の色」を知る大切な時間です お客様の要望で確認することは2つ

「明度の確認」「色味・彩度」の確認です

 

◆明度の確認(レベル)

明るくしたいのか、暗くしたいのか 現在の髪の色を基準に考えましょう
 

◆色味・彩度の確認(トーン)

何色にしたいのか、 くすませたいのか、鮮やかにしたいのか 色味・彩度の確認を やはり
現在の髪の色を基準に考えましょう
雰囲気やイメージ、ダメージ、料金説明など カウンセリングで再確認することはこの他にもたくさんありますが 最低限この2項目を確認することで 最終的なカラーの色を想像することができます   【色彩学】季節や色の持つイメージなどを踏まえて

カラーチャートやレベルスケールなどを用意して

しっかりとお客様と向き合い丁寧なカウンセリングをしてください


2.毛髪診断

  お客様の要望を確認してから お客様の現在の髪の状態を見て触って確認してください

ここで知るべき色は「お客様の現在の髪の色」です

色というよりは「髪の状態確認」「毛髪診断」になる非常に重要なポイントです   髪のお医者さんになったつもりでやっていきましょう 美容師は髪のお医者さんです!  

◆明度診断(アンダーレベル)

根元 中間 毛先の明るさを確認しましょう 薬剤を作るときに1番大切な診断になります なれないうちはレベルスケールを当てて 確認するようにしましょう
 

◆色味・彩度診断

(アンダートーン・アンダーカラー)

前回のカラーの色味が残っている場合 捕食の関係が必要になります カラーチェンジする場合 アンダーを意識して薬剤選定をしましょう
 

◆過去のカラー履歴

ブリーチ、黒染め、マニキュア、ヘナ、 ホームカラー などの有無を確認しましょう もし確認せず、気づかないで施術した場合 うまく染まらない場合があります
 

◆縮毛確認

矯正の場合、色素が定着せずに 染まりにくくなっています
 

◆髪の太さ・細さ

太いと染まりにくく 細いと染まりやすいので 根元が明るくなる、ムラになるなど注意が必要です
 

◆ダメージレベル

ダメージレベルによって 染まりやすかったり染まりにくくなったりします トリートメントや前処理・後処理で
コントロールしましょう

毛髪診断とカウンセリングによって

カラー剤の選定ができるようになりました

もちろん美容師側から提案していくことも忘れないでくださいね

では、いよいよ調合に入ります

3.薬剤調合

 

その前にヘアカラーがなぜ染まるのかを復習しておきましょう

アルカリ剤の働きでキューティクルが開いて

カラー剤が入ります

2剤に含まれているOXの働きで

メラニン色素が分解流出して明度が上がります

そして、1剤に含まれている酸化重合して

大きな分子になり発色します

  覚えていましたか?

毛髪は青味→赤味→黄味の順番で分解流出していきます

発色の仕組みを理解したところで 薬剤調合です 基本的には

1剤と2剤を混ぜるだけ

以上です(笑)

なんですが、、、 調合の仕方はいろいろあります 比率もカラー剤のメーカーによって変わる場合がありますので 各種メーカーさんに詳しいことは確認してくださいね   ここでは 基本的な考え方を載せておきます  

◆バージン毛への薬剤調合

基本的にはメーカーの薬剤調合通りに 作ることですが、毛髪診断をして、 青、赤、黄のバランスを考えましょう 毛髪によってはカラーチャート通りにはなりません 毛の太さ細さダメージレベルなど毛髪診断のときの 染まりやすい染まりにくいを意識して 施術を行いましょう
経験と知識を身につけてカラーレベル・トーンの コントロールをしてください  

◆毛先をレベルダウンさせたい場合

上下の薬剤を調合して求めたいレベルにするか、 同じレベルの薬剤に色素の多い薬剤を混ぜます 一般的にレベルの低い薬剤ほど 色素の量は多くなっています
 

【比率がわからないときの計算方法】

これはいろいろあると思いますが参考程度に残しておきます 作りたい明度レベル − 使う低明度レベル:使う高明度レベル − 作りたい明度レベル = 高明度比率 : 低明度比率 例えば 8レベルの薬剤がない!! あるのは10と6だとすると 8レベルの薬剤を作りたい場合なので 8レベル以上の高明度の薬剤が10で 8レベル以下の低明度の薬剤が6 方程式に合わせると、計算は 8−6:10−8=2:2 =1:1になりますよね この計算式は薬がない時に役立つので 覚えておきましょう 少し難しい話ですが
比率がわからない時はぜひ使ってみてください

◆過酸化水素(オキシ2剤)の

濃度によるリフトコントロール

明るくする時は6% 明るくする必要のない時は3%が一般的です リフトコントロールする時はOX操作を使います オキシ濃度が高いとブリーチ作用で メラニン色素を分解するだけでなく 発色した染料も壊してしまうので
色味を重視したい時は
低濃度のオキシがいいでしょう

◆補足説明

⚫️日本人のバージン毛=3〜5レベル 最近では6レベルの明るめのお客様も多いです 日本人は赤味が強く 赤が濃い黒です   ⚫️最も需要の高い明度 白髪染め=6、7レベル おしゃれ染め=7〜10レベル あくまでも感覚で話しています もちろんお客様の層によって変わってくると思います 9〜12の高明度も若い世代に人気があります   ⚫️時間や塗布の仕方でも、レベル・トーンは大きく変わってきます   ⚫️メーカーにもよりますが、12レベルはオキシ2倍、14レベルはオキシ3倍

まとめ

  カラーの調合理論はいろいろメーカーによって変わってくると思いますが 基本的な考え方は以上です   カウンセリング、毛髪診断、薬剤調合と3ステップで 記事をつくってみました、 僕個人の理論でまとめたものではありますが もし応用できるようでしたら参考にお使いください
素敵なカラーリストになってくださいね!