携帯小説

【手は言葉以上に愛を語る】3

第3話

選ばれる為に


登場人物
1.主人公:白崎愛美(しろさき まなみ)
2.主人公:黒井義輝(くろい よしき)
3.愛美の友人義輝の妹:黒井あかり
4.義輝の友人:木村和也(きむら かずや)
5.義輝の元婚約者:加護 れな(かご れな)

携帯の着信音が鳴り響く私の部屋

ブーブーというバイブレーションが

心と連動しているかのように

私のドキドキ感を増幅させる

「はい、もしもし」

「あっ、俺だけど、、、」

「新手のおれおれ詐欺ですか?」

少し笑わせる私。
大丈夫、私まだ余裕ある。

「あははちがうよ、愛美ちゃん今日はごめんね」

「いやいや私こそお二人のこと何もわかってないのに余計なこと言ってごめんなさい。」

「いや、いいんだ。俺もどうかしてたせっかくの焼肉だったのに空気悪くしちゃってごめん」

このあといろんな話をよしさんとできた。

でも話をしていて気づいたことがあった。

それは、よしさんが
私のことを子供扱いをしているように
感じたのだ。それはそうかもしれない
実の妹あかりの友達だもの。

そして、私の気持ちにも
私自身が改めて感じた

私はよしさんのことが好きかもしれない。。。

ときめく気持ちに気付いてしまった。

「じゃあ、また髪伸びたらいつでも会いに来てね待ってるから」

「わかりました。おやすみなさい」

髪が伸びたらなんて
待っていられるか不安だった。

私の長い長い夜は
カーテン越しの光で目が覚めた

あまり眠れなかったけど、
自分の気持ちに気づけたのが
嬉しくもあり、

不安だった。

いつものように洗面台の前に立つ

私の瞳に映る私は

よしさんの目には
どうやって映ってるんだろう?

「今日から自分磨き頑張ってみよう!」

それは小さな小さな決断だった。

はじめは私もよしさんに対して
魅力を感じなかった

だけど、
美容師として仕事をする彼に
夢中になっていた

私は私なりに
お化粧に
ボディメイク
ファッションだったり
まだまだ、可愛く、綺麗になれるはず

そう思った私は、善は急げと言わんばかりに
新宿の街へ飛び出して行った



新宿という街は大都会すぎるというか、
人と人がぶつかっても
それが当たり前のような場所だ。

今日すれ違った人の顔も思い出せないような
無関心さが、街全体に感じるが

欲にまみれた街でもある

私の欲はショッピングだった
アパレル店員「よくお似合いですよー」

今なら割引してると言われ
ついつい買ってしまった

「さて次はどこ行こうかな」
と考えていると、
あるポスターに目が奪われた

れなさんを広告モデルに起用した
フィットネスジムの宣伝だった

「わたしも負けてらんないんだから」

勝ち負けでないことはわかっている
自分を磨いてよしさんに振り向いてもらいたい

その日の夜から

仕事帰りは走るようになった。
たまにあかりを誘った。
あかりは「私を巻き込まないでよ〜」と
迷惑そうだったが

徐々に結果が出始めくびれができたらしく
すごいでしょと自慢をしてきた。

そろそろ美容室行こうかな
気がつけばあれから3ヶ月がたっていた。

私もネット予約ができるほどに
お客様として成長していた。

「えーと、よしさんの美容室はー」と検索していると、テレビで耳を疑うようなニュースが流れた

大人気インスタグラマー、
ストーカー被害にあい軽傷

警察は犯人の行方を捜索中。
以前より熱狂的なファンが
嫌がらせのDMを送っており
被害届が出ていました、、、 

そうそれはまぎれもなく、
れなさんのことだった。

怖くなった私はあかりに電話をかけた
「ねぇあかりニュース見た?あれって」
「みたみた、お兄ちゃんをふった罰だわ、いい気味よ」

たしかにそうかもしれないけど、尋常じゃない

「よしさんは知ってるのかな?」

「お兄ちゃんさっきリビングにいてニュース見ていなくなっちゃったからもしかしたら会いに行ったのかも」

夜中7時バイクの音が暗闇を切り裂いた
ネオン街に向かうバイクは小さくなり

彼が彼女を心配するように
わたしも彼が心配で眠れない

そんな夜になった。

続く


【次回予告】
第4話
ストーカーがれなの前に現れる。
ずっと好きだった。。。

「ストーカーの正体」

お楽しみに


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1 Comment

  • Reply
    【手は言葉以上に愛を語る】2.俺に関わらないでくれ | Salon de Blanc et Noir
    2019年4月26日 at 3:34 PM

    […] ▼ 次の話を読む ▼ […]

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