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【手は言葉以上に愛を語る】2

第2話

俺に関わらないでくれ


登場人物
1.主人公:白崎愛美(しろさき まなみ)
2.主人公:黒井義輝(くろい よしき)
3.愛美の友人義輝の妹:黒井あかり
4.義輝の友人:木村和也(きむら かずや)
5.義輝の元婚約者:加護 れな(かご れな)

これを、衝動と呼ぶのかもしれない

いてもたってもいられなくて、

気がついたら美容室まで来ていた。

「あれ!?愛美ちゃん二日酔い大丈夫なの?」

「お味噌汁美味しかったです!ありがとうございました!それはそうと、よしさんREADY GOで働くって聞いたんですが、本当ですか?」

あそこで働いたら絶対いつかは、
あの人(元婚約者)と再会しちゃう。
どうにかやめさせたいけど、
働かないでくださいとも言えないし
んーどうしよう。。。

「なんでその話知ってるの?笑」

「あっ、いやっ、その、あかりから聞きました」

「でもね、なんでもオーナーさんがしばらく旅に出ちゃうみたいでさ話ができないから今回はこっちから辞退したんだよーそれがどうかした?」

とりあえず安心だけど、どうしようかなぁ
なんて言おう?

「私あそこにたまに行くから、よしさんいたら面白くなるなーなんて、あはは」

嘘、嘘、嘘、働いちゃだめだって〜
でもよかったこれでひとまず安心

「和也の紹介だったからさ和也には悪いけど、、、あっ!お客さんだ、いらっしゃいませー(愛美ちゃん何しにきたんだろう)」

ひとり美容室を背に向け歩く愛美を見て義輝は心の違和感を感じていた。 


1ヶ月後

「今日はどうする?そろそろ髪の毛明るくなってきたから全体染めようか?」

私は美容室「サロンドブランエノワール」にいた

なぜか、美容室にくると、心ウキウキ、ワクワクするのは女性の皆さんならわかるはず。

「今日はアッシュにしたいんですよ、最近グレージュっていうんですか?あれ流行ってるじゃないですか^_^」

よしさんと他愛もない話をするのが楽しみになっていた。

「あっ愛美ちゃんちょっと待っててね」

と言ったきりしばらく帰ってこなかった
「もうちょっと待っててね」

何周目だろう?
私の上でまるい あ い つ が
ぐるぐるぐるぐる
まわっている

スタッフ「熱くないですか?」

熱くはないが
少しこのワクワク感は冷めつつある

遅いなぁ。。。

「おまたせ」

「もぅよしさん遅いですよー待ちくたびれました放置プレイ嫌いです〜」

「ごめんごめん、じゃお詫びにこの後ご飯でも行こうか?8時で仕事終わるし」

やった!久しぶりにお出かけだ
ヘアスタイルが、完成して待合席で
よしさんが仕事が終わるのを待っていた

それにしても美容師さんって
大変だなぁって思う。
見ていると
マネキンみたいな頭を出して
練習の準備をしている。
疲れてないのかなぁ?

和也が教育担当のようで、
ホワイトボードにびっしりと図を書いたりして
教えている。チャラチャラしてる割に
真面目で本当に尊敬する
私にはできないかもなぁ、、、

「おまたせ、じゃあ行こうか何食いたい?」
「んー焼肉食べたい!」
「めっちゃ食うねー、美味しい焼肉屋知ってるからそこいこうよ!」

よしさんは割となんでも知っていて、
リードしてくれるというか、
優柔不断な時がなく迷うことがない、
行きたい場所もサクッと決まる

大人な男性だなって思う。

「大人2名です」
焼肉屋「お連れの方未成年じゃなかったでしたか?」

27にもなって年齢確認させられる私。
恥ずかしい〜

「若くみられるっていいことじゃんかー俺なんてもうおっさんだからさー」

そういやよしさんの年齢聞いてなかったな
「よしさんっておいくつなんですか?」

「ん?当ててみぃ、何歳に見える?」

きたーーこの質問、
この年齢あててゲームみたいな
質問は困るんですよー
おっさんいってるから上の方なんだろうけど、
あかりに聞いとけばよかったー
でもあんまり上にいうのも失礼かー

よし決めた
「30代前半ですか?」

「今年36になるんだよー」
えっ見えない。32ぐらいかなと思ってました。

美容師という人種はみんな年齢不詳です

36の明るい茶髪なんてなかなかいないですからね、うちの会社の人たちなんてただのおっさんばかりです

焼肉を食べていると隣の席から
聞いたことのある声が

「美容師なんて、付き合わない方がいいわ。今回懲りたもの。安月給だし休み少ないし本当最低だったわ」

あーーーまずいあの人(元婚約者)だ
と思っていたら

よしさんがおもむろに彼女のほうへ向かっていくじゃないですか、波乱だ!!戦争だー!!!

これはやばい、どうしよ!どうしよ!

「れな、久しぶりだな、何もしてやれなくて悪かった、でもちゃんと好きだったのは事実だ」

「なんだこいつ?」れなさんの連れが言う。

「なんであなたがここにいるの?いやだ私のストーカーかしらつきまとわないでくれる?」

私は拳をにぎりしめて2人のやりとりを見ていた。

「いや、やりなおしたい!」

えーーーーこのごにおよんでよしさん何をいってるの!どこがいいのあんな女

私は見ているだけで何もできなかった。

れな「何馬鹿なこと言ってるの?私はモデルだし男には困ってないの、もううんざりなのよ。ろくに稼げない美容師といたってつまらないもの」

さすがに私も頭にきた

「ちょっとなんなんですか!さっきから聞いてれば!!」

あー言っちゃった

「あんた誰よ」

「えーとえーとよしさんの妹の友達で髪をきってもらってるものです!」

よし言えた。じゃなくて、

「だからなんなのよ、あなた私達の何を知ってると言うの!?」

うっ!何も知らない。

「ちょっと愛美ちゃん静かにしててくれないか?」義輝が言う。

「黙ってなんかいられないですよ、こんな言われ方して悔しくないんですか!!!」

「いいから黙ってろ!!!」

あんなに怒ってるよしさんをみたのは
初めてだった。

れな「もうなに?2人で勝手にやってなよ、不愉快だわ、もういこ!お会計」

「もう私にかかわらないでくれる?私達終わったの。」

義輝は何も言えずに
さっていくれなさんたちを
見つめているだけだった。

「ごめん今日はもう帰ろう、埋め合わせは絶対するから」

「よしさん大丈夫ですか?」

「しばらくひとりにさせてくれないか?」

「でも、、、」

「いや、俺に関わらないでくれ傷つけてしまうから」

と言って支払いを済ませ彼は出ていった。

焼肉は焦げて真っ黒に
私は何が起こったのかさえも理解できずに

ただそのお肉をじっと見つめていた。



帰宅するとラインが来ていた。
あかりからだ。

「お兄ちゃんなんかいらいらしてたけどなんかあったの?」 

あかりには今日の出来事を1から話した
「そうだったんだぁ、れなさんも昔はあんなんじゃなかったのに。きっとお兄ちゃん忘れらんないんだね」

話を聞くとよしさんとれなさんは
有名になるために2人で頑張っていたようで
インスタにあげる写真のヘアメイクをやっていたそうだ、徐々に人気が出てきて
よしさんは店長に、れなさんは有名なインスタグラマーとして
モデル活動に引っ張りだこになったようだ、
すると彼女の態度も変わり
よしさんの代わりはいくらでもいると言う始末
あの頃2人で夢を追いかけてた頃のれなさんに
戻って欲しいだけなんだって

私何も知らなかったから、
余計なこと言っちゃった、、、

あやまらなきゃ。

携帯片手に握りしめていたその時
着信があった

よしさんからだ、、、

続く


【次回予告】
第3話
私決めた!
自分磨いて振り向かせる

「選ばれる為に」

お楽しみに



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